”期間限定”、”限定品”、”本日限り”
このような言葉を聞いたり、見たりして、モノを購入してしまったことはありませんか?
思わず購入してしまい、後悔したことがある人も少なくないはずです。
なぜ、後悔すると分かっていても、購入してしまうのでしょうか?
「今後は手に入らない」、「もう買えないかもしれない」、「数量の限られたモノが欲しくなる」、という『希少性の原理』が関係しています。
この記事では、希少性の原理とは何か、なぜ惹かれてしまうのかについて解説しながら、無駄遣いしないための方法を探っていきます。
限定に弱く、よく無駄遣いをしてしまう人はぜひ最後までご覧ください!
希少性の原理とは
希少性とは
希少性は、モノが欲しい人(需要)>モノ(供給)のように、モノを欲している人数に対して、モノの量が少ないことを言います。
『希少性が高い=なかなか手に入らない』という意味です。
希少性の原則
希少性の原則とは、『希少性の高いもの(なかなか手に入らない限定品などの珍しいもの)が欲しくなってしまう傾向』のことを言います。
高価なものや貴重なものではなく、数量の少ないものに高い価値が生まれます。数が少なく、手に入れにくい、という点に魅力を感じ、欲しくなってしまう現象です。
希少性の高い”限定”になぜ、惹かれてしまうのか
数量が少なく、入手困難なものが欲しくなるという”希少性の原理”が働くことで、”限定”に惹かれてしまうことは分かりました。
では、希少性の原則はどうして起こるのでしょうか?
考えられる原因について解説していきます。
希少性に惹かれる原因
優越感に浸ることができる
他の人は持っていないものを自分は持っているという、”他人より自分の方が優れていると思う気持ち”を優越感と言います。
希少性の高い限定品を手に入れることで、他の人とは違い「自分はすごい!」という自己肯定の感情を生み出し、優越感に浸ることができます。
他の人と被らない
知り合いに会った時、自分と同じ服を着ていたら、どうでしょうか?
できればそのようなことは避けたいですよね...。
”唯一無二”、”世界にたった1つしかない”、とまではいきませんが、可能な限り他の人と違うものを持ちたい、被りたくないと思うことは少なくないなずです。
他の人と被らず、個性を出すためにも、自然と数量の少ない、希少性の高いものが欲しくなってしまうのかもしれません。
一生買えない可能性がある
デパートやショッピングモールでよく聞く、
「今しか買えません!!」「期間限定です!!」
このような言葉を聞き、全く興味のないお店を、ちらっと見てしまったことはありませんか?
一生買えないものや、今しか買えないものはどんなものなのか、気になってしまいますよね。
これを逃すと、後悔するかもしれない、後悔したくない!、という思いが働くことで、限定品などの希少性が高いものに惹かれてしまうのかもしれません。
希少性の高いものを欲する人
自慢話が多い人
自分しか持っていないものを手に入れると、誰かに話したくなってしまう人っていますよね。
特に「私はすごい人なんだ」と周りに自慢するような人は、優越感に浸りたいという気持ちがあるはずです。
優越感に浸りたいという理由から、本来必要ではないものを買ってしまうかもしれません。
個性を出したい人
希少性のあるものは、数量も少なく、人と被りにくいという点があります。
希少性の高いものを持っていることで個性を出せるわけではありませんが、他の人が持っていないものを持つことは個性を出す一つの方法です。
その限定品は本当に必要ですか?
”期間限定だから買う”、”もう買えないかもしれないから買う”、そう決断する前に1度しっかり考えてみてください。
「本当に必要ですか?」
最終的に判断するのは自分です。
[いる・いらない]の基準はそれぞれだと思いますが、参考までに買うべきものと買うべきではないものについて解説していきます。
買うべき限定品
・将来、価値が上がる可能性のあるもの
靴も投資対象、資産になるという考え方もあるように、これを買っておくと将来、価値が上がるかもしれないと感じたものは購入しても良いかもしれません。
・幸福度が上がるもの
持っていることで、自分自身が幸せを感じ、幸福度が上がると確信できるものであれば、積極的に購入しても良いかもしれません。
買うべきではない限定品
・将来、ゴミになる可能性があるもの
過去に買ってはみたけど、全く使わなかったものはありませんか?
今から買おうとしているモノも同じ末路を追うかもしれません!
それこそ、間違いなく無駄遣いです。
・限定品に見えて限定品ではないもの
希少性の原則を利用し、あたかも希少価値があると見せかけて売っている商品もあります。
これをしっかり見極めて本当に限定品なのか、希少価値が高いモノなのか、判断できると後悔のない買い物になるはずです。
限定品を諦めるためには?
その予算で他に何を買えるか想像する
希少性の高さに惹かれて購入しようとしているモノはいくらですか?
その値段で他に何が買えるでしょうか。ずっと欲しかった靴や服、優先して買うべきものがあるかもしれません。
「美味しいご飯何食分だろう」、「美容室に何回行ける」このように換算してみるのも一つの方法です。
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もっと珍しいものを探す
希少性の高い商品はいくらだってあります。そのモノが欲しいのではなく、限定品だから欲しいと考えている可能性があるのであれば、もっとレアでプレミア感のあるものを探してみましょう!
そうすることで、今、目の前にあるものには諦めがつくと思います。これを繰り返していけば、衝動的に買うことが減り、無駄遣いも減りそうです。
まとめ
希少性の原則がはたらくために限定品、期間限定などに惹かれてしまうのは仕方のないことかもしれません。
ですが、希少性が高いように見せかけて、売り出されているモノは判断できるようになっておきたいものです。
考え抜いて、どうしても諦めがつかないものを厳選して買うことで、1回の買い物に対する満足度があ高まり、幸福度を上げることができます。
無駄のない良い買い物ができるようになりましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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